留学情報 > Special  Talk

第11回「目標への明確なビジョンを持つこと」
原田美砂(misaharada デザイナー/ディレクター)

素晴らしい恩師と出会った運命的な2週間

--帽子との出会いについてお話いただけますか。

ファッション科で学んでいたときに、2週間だけ帽子の授業がありまして、それが私にとって最初の帽子との出会いでした。大学では、2〜3週間単位でひとつの課程をこなしていくというカリキュラムになっていて、そのひとつに帽子の授業があったのです。
 帽子の授業で講師としていらしていたシャーリー・ヘックス先生との出会いが、私のその後を方向付けたと思っています。私が帽子作りに目覚めた2つの大きなきっかけがありました。ひとつは、シャーリー先生の人間性の素晴らしさ、教師としてとても優れた人だったこと。そしてもうひとつは帽子作りというものに服作りとは違う魅力があったということ。それが私にぴったりだったのです。

--大学在学中という早い段階で帽子に特化するというのは、かなり勇気ある決断ですね。

シャーリー先生がロイヤルカレッジ・オブ・アート(RCA)で教えていらっしゃるということが分かり、先生と出会った時点で、どうしてもその大学院に行くぞ! という気持ちになったのです。いま振り返ると、勇気というよりシャーリー先生のもとで学びたいという一心でしたね。

--なるほど、ご自身がファッションの道に進もうと決めたときにロンドンにいて、素晴らしい先生に巡り会えた。

運命的です。私はずっと日本にいたら恐らくファッションは単なる興味でしかなく、職業にしようとは思わなかったでしょうね。


努力の甲斐あって難関RCA に入学。最高の環境の中で学ぶ

--RCAはかなりレベルの高い、入学の難しい大学院だそうですが。

いまでこそ英国には帽子を専門に学べる学校は増えていますが、RCA には昔から帽子専科があり、年に1人しか入れないほどの難関でした。合格するためには作品作りそのものも大切ですが、最も求められるのはリサーチ力。徹底的なリサーチ、スケッチ、素材集めを経てひとつの作品に至る、その経過に重点を置いて評価されるのです。それから二度の厳しい面接をクリアして、ようやく合格できたのです。

--学生数も少ないようですが、実際の授業の様子は?

技術面はほとんど一対一で学べるという贅沢な環境でした。受験のときと同じようにまたしてもリサーチ、リサーチ、そして実践の繰り返し。学校は朝8時ごろから深夜0時ごろまで開いているので、みんな残ってリサーチや作品作りに打ち込んでいました。夏休みが3カ月間あり、その間は企業への研修期間に当てられます。私は日本の企業で3カ月間ほぼ貼り付きで研修をしました。

--休日などないようなものですね。

日曜は学校は休みでしたが、何をしていたか思い出せないほど(笑)。英国ではオン・オフの切り替えをとても大切にしますから、休んではいたはずです。でもライブに行くとか、そういう遊びらしい遊びをしたのは最初の1年くらいでしたね。

graduation.jpg1994年7月 RCA卒業式。左端が恩師シャーリー・ヘックス先生
(「直感を信じて、進め。」より)



Special_misaharada_main.jpg

ABOUT THIS SITE

英国公的国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルが運営する「エデュケーションUK」コミュニケーションスペシャルサイトです。

BRITISH COUNCIL

イベント情報・英語フレーズ満載の「英国留学ニュースレター」が届くEducation UK 登録はこちら

MAP

英国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで成り立っています。

  • 企業バナー2.AIU

  • 企業バナー3.STA TRAVEL

  • 企業バナー4.Mob