留学情報 > Special  Talk

第11回「目標への明確なビジョンを持つこと」
原田美砂(misaharada デザイナー/ディレクター)

夢を持ち続けたからこそ、いまの私がある

--RCA卒業後、王室御用達の帽子メーカーであるフレデリック・フォックス社に入社されましたが、迷いはありませんでしたか?

大学院卒業時のファッションショーで私の帽子を見たフレデリック・フォックス社の方からオファーがありました。そのとき、実はかなり迷いました。オファーを受けて英国に残るか、日本に帰国して就職するか。最終的には親の後押しで英国に残ることを決めたのです。「英国で一旗揚げるまで帰ってくるな」と言われまして(笑)。

--起業することは考えなかったのでしょうか。

私はその時ビジネスを学びたいという気持ちが強かったので、なんとなく30歳くらいで独立しようという目標はありましたが、その時点で起業することは考えませんでしたね。
 その判断は正解で、フレデリック・フォックス社では思っていたよりずっと多くのことを学ぶことができました。オートクチュールとは何か、また、そのオートクチュールをビジネスとして成り立たせている世界はどういうものか、そこで成功するためにはどうしたらいいのか、というノウハウを身に付けることができたと思います。

--では、いまのブランドmisaharada 設立の経緯について教えてください。

フレデリック・フォックス社に4年間務めたのち、1998年4月に退職して、その年の10月のパリコレに出展するために会社を設立し「misaharada london」というブランドを立ち上げました。美しいデザインの帽子を、上流階級の方々だけでなく一般の私たちも気軽に楽しめるようにしたかったのです。その後、バーニーズ・ニューヨークのバイヤーの方が私の作品を目にとめてくださって、それをきっかけに世界各国のさまざまな方からオーダーをいただけるまでになりました。

--夢を叶えられたわけですが、ご自身の中の何がそうさせたのでしょう。

これは強く言いたいことなのですが、何かやりたいと思ったら、まずはその先の明確なビジョンというものを描くことです。そうすれば、時間がかかってもいつかは必ずそこにたどり着くのではないでしょうか。夢を持つこと、ゴールを目指すことはとても大切。いまの私があるのは、夢を持ち続けたからだと思っています。
 それから、英国で学べたことは私にとってかけがえのないことです。英国はアートを志す人にとってとてもいい環境。美術館や博物館も無料で充実していますから、子供でも身近にアートにふれあうことができるのです。常に本物の、いいものを見られるという贅沢がそこにあります。

--今春、自叙伝を出版されたましたね。

この本を出版した目的は、帽子の魅力を少しでも多くの人に伝えることです。なぜ私が英国へ行きたかったか、英国での留学生活を経てなぜ帽子作りにたどりついたのか、といったことについて私が初めて語った本です。これから留学を目指す方にも、ぜひお読みいただきたいと思っています。

------これからの目標は?
2009年に初めて日本で直営店を出し、先頃本も出版し、私の中で何かひとつ産み落としたような感じがしています。これを転機と考え、これからはロンドンでもビジネスを大きくしてブランドを拡張し、私の携わった帽子作りというものを後継者に伝えていきたいと思っています。

book.jpg直感を信じて、進め。
Do without questioning - at the drop of a hat!
原田美砂著
2010年3月刊行定価1,470円 (本体1,400円+税)四六判ソフト208ページ
ISBN 9784872904581














shop.jpg
misaharada london直営店 VULCANIZE London内
東京都港区南青山5-8-5  tel.03-5464-5225









ABOUT THIS SITE

英国公的国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルが運営する「エデュケーションUK」コミュニケーションスペシャルサイトです。

BRITISH COUNCIL

イベント情報・英語フレーズ満載の「英国留学ニュースレター」が届くEducation UK 登録はこちら

MAP

英国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで成り立っています。

  • 企業バナー2.AIU

  • 企業バナー3.STA TRAVEL

  • 企業バナー4.Mob