【妹沢奈美のwe love UK music】映像と音楽の切っても切れない深い関係 その2
今回は、映像と音楽の密接な関係を、英国の音楽を題材にお伝えしています。前回のトピックはプロモーション・ビデオ。今回は、映画のサウンドトラックについてのお話を。
思い出に残る映画には、その多くに思い出に残る主題歌がつきものですよね。古くは『アラビアのロレンス』のテーマソングなどもそうですし、ポップ・ミュージックでいえば、007シリーズにはいつも、有名どころが書いた印象深いテーマソングが使われます。トム・ジョーンズにデュラン・デュランにポール・マッカートニー&ウィングスに......。
そして、映画と音楽が特に密接に結びついた英国作品として特にオススメしておきたいのは、『トレインスポッティング』。90年代初頭のエディンバラの若者たちのリアルなストリート・ライフを描いたこの作品は、シーンのいたるところから音楽が流れ、アンダーワールドやイギー・ポップが参加したサウンドトラックも爆発的なヒットとなりました。
『トレインスポッティング』を皮切りに、90年代半ばから00年代初頭にかけては、英国では音楽と密接に結びついた映画が数多く公開された時期になりました。たとえば『モーヴァン』は、テクノやダンス・ミュージックのリリースで知られるレーベル、Warpが初めて手掛けたサウンドトラック。ストーリーでも主人公の遺したカセット・テープが小道具に出てきますし、サントラにもエイフェックス・ツインやブロードキャストなど、エッジの利いた顔ぶれの曲が使われています。
また、『ブリジット・ジョーンズの日記』のサントラも、懐かしの名曲から英国を代表するポップ・スターであるロビー・ウィリアムスまで、様々な人の曲が収録され話題になりました。ちなみにロビー・ウィリアムス、女優のニコール・キッドマンとデュエットした"サムシング・ステューピッド"(フランク・シナトラのカヴァー)という作品もあります。こちら、聴いているうちに目の前で優雅な男女2人の映像が浮かんでくるような、まるで逆映像化曲。『スウィング・ホエン・ユー・アー・ウィニング』という、ロビーのカバー曲集に収録されていますのでぜひ!


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