妹沢奈美の we love UK music

【妹沢奈美のwe love UK music】サマーソニックで確認した今年のUKミュージシャンたち その1

8月7,8日の2日間、東京と大阪の二か所で「サマーソニック2010」が開催されました。以前より、新人がいちはやく発掘されここ日本にやってくることでも知られ、そして同時に、ロックに限らずメタルやポップ、ヒップホップなど様々なジャンルの顔ぶれも登場することで知られるフェスです。

_MG_7655_400.jpg さらに特徴としては、東京に出たアーティストが丸ごと、翌日の大阪に出演する(そして初日大阪のアーティストは、翌日は東京へ)というスタイル。そして実は、わたしは今回は初日は東京、二日目は大阪に行きましたので、実質「東京二日目(大阪一日目)」のアクトは丸ごと見れていません。というわけで、今回のレポートは少し偏ったものになってしまいますが、ご容赦いただければです。


 さて、私が今年のサマーソニックで見た中で、この先がますます楽しみになった期待株新人の筆頭に挙げたいのは、Hurts(写真)。マンチェスター出身の彼らは、ヴォーカル+シンセ担当の2人組。ライヴではそこに、オペラのソリスト風のバックヴォーカルとドラマーが加わり、全員がスーツを身につけてまるでロック・フェスとは違う場所に足を踏み入れたかのような、エレガントな異空間が出現していました。
 
 彼らの曲は、切なさとセンチメンタルさが時折顔を出しつつ、しかし聴くうちにエネルギーがこちらに漲ってくる高揚感のあるポップなメロディーが特徴。シンセ・サウンドとあいまって80年代風の雰囲気もありますが、むしろ、いつの時代に鳴っていてもおかしくない普遍的な魅力にも感じられました。ヴォーカルのセオの手の動きなどを覚えて一緒に踊ることもできるし、歌うこともできる。そういう、巻き込む力を持ったポップ・ミュージックです。

 アメリカ発のレディー・ガガが席巻する現在のポップ・シーンですが、英国発の彼らが世界中で人気者になる日がくるかも? それくらい、ハッとするほど魅力的で心に残るライヴでした。デビュー作は11月に発売、ぜひチェックしてみてください。

(C)SUMMER SONIC 2010 All Rights Reserved.

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