妹沢奈美の we love UK music

【妹沢奈美のwe love UK music】サマーソニックで確認した今年のUKミュージシャンたち その2

まだまだ暑い今年の夏、サマーソニックも東京、大阪ともに天気に恵まれ......というか、恵まれすぎなほどに暑い中で熱いライヴが繰り広げられていました。

VW9A5672_400.jpg 先週ご紹介したHurtsの2人も「見に行った」と会場で会った際におしえてくれたのが、デルフィック(写真)。このバンドもHurtsと同じく、マンチェスターの出身です。ニューウェイヴとエレクトロが融合した音作りは、同郷のニュー・オーダーと比べられることも。ロックを好きな人も、ダンス・ミュージックを好きな人も共に満足させることのできる音楽性は、ジャンルが細分化する今の時代に、むしろ横断していく資質として特筆すべきもののように思います。

 北アイルランド出身の新人TWO DOOR CINEMA CLUBは、大阪で見ました。フランスのキツネ・レーベルからのリリースということもあり、オシャレな路線かと思いましたが(デビュー作も、ソフトな印象を受けました)、ライヴは思ったよりもダイナミック。

 そういう意味では、ブライトン出身で数年前から話題となり、ついに来日を果たしたマカビーズも意外性に満ちていましたよ。なにしろアート・ロックの枠で括られることが多く、曲のポップさはどこか線の細い印象を与えるバンドなのですが、演奏は意外なくらいエネルギッシュ。演奏力をきちんと持ったバンドならではのステキな迫力で、お客さんたちを揺らしていました。

 実際にライヴを見ると、CDなどでの印象とはまた違う顔を見せてくれることが多いですね。当たり前のことのようですが、今回のサマーソニックでそれを改めて気づかせてくれたバンドが多かったこと、もしかしたら何かを象徴しているような気がします。そんな、大きな考えるヒントを今年のサマーソニックからもらいました。

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